気になる一目均衡表から見る本日のマーケット (2020.08.24)

8月 25, 2020 気になる
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日本(2020年8月24日終値)

日経平均と東証マザーズ連動ETF<2516>の一目均衡表は以下の通りです。

本日、東証マザーズ連動ETFは+2.33%と力強く上昇しました。日経平均株価終値も+0.28%と若干ではありますが、上昇しました。

一目均衡表では両指数とも引き続き上昇傾向にあるように見えます。これは、確りとした雲が本日終値の下に形成されており、抵抗帯として機能する可能性が高いうえ、転換線(赤色の実線)は基準線(青色の実線)を超えて上昇する傾向があるように見えるからです。

今しばらくテクニカル分析の観点からは国内株式の相場全般は引き続き「晴れ」と言えそうです。

日経平均

東証マザーズ連動ETF <2516>

米国 (現地時間2020年8月21日終値)

最新のS&P500指数とNASDAQ100連動ETF<QQQ>の一目均衡表は以下の通りです。ともに確りとした雲が形成され、その上を終値(青色の点線)は上昇傾向にあります。雲が支持帯として機能する可能性が高いです。

今しばらくテクニカル分析の観点からは米国株式の相場全般も「晴れ」と言えそうです。

S&P500指数

QQQ(NASDAQ100指数連動ETF)

為替(米ドル―日本円)(2020年8月25日1時時点)

米国株式に投資する場合は、日本円の投資家にとって為替リスクも気になるところです。2020年8月25日1時時点の米ドル―日本円の一目均衡表は以下の通りです。

引き続き転換線(赤色の実線)が基準線(青色の実線)が超えていますが、2020年7月半ば以降、為替相場は雲を下回っており、上にある薄い雲ですが抵抗帯として機能する可能性があり、引き続きドル安(ドルでの投資損益の悪化)に注意が必要です。

為替相場の方向性としては「曇り」です。米国株投資の際は、ドル安には引き続きご注意です。

SPDRゴールド・シェア <1326>(金連動ETF)(2020年8月24日時点)

SPDRゴールド・シェアETF <1326>は8月24日は、-0.52%と若干下落をしました。

国債が非常に低金利となっており、金利低下余地が限定的であることが株式投資のヘッジとしての債券投資を難しくしています。このため、これまで債券投資の1/3の量で、金(連動ETF)に投資することも新しいヘッジの方法としてあり得ると考えていました。ただ、足元は金ETFの価格上昇が一服し、下落基調が気になるところです。

SPDRゴールド・シェア(金連動)ETFの一目均衡表は以下の通りです。ともに転換線(赤色の実線)は基準線(青色の実線)を下回っており、金相場は気になる曇り模様と言えそうです。ポジション調整をしてもよい可能性があります。

足元の相場は、①国内株式に投資するもよし、②為替相場に気を付けつつ、米国株に投資するもよし、③ただ、金相場は要注意のように見えます。

引き続き株式投資にはよいタイミングではないでしょうか。

投稿者: CFA

米国証券アナリスト、日本証券アナリスト検定会員。また、経営学修士号(MBA)保持者ならびにベータ・ガンマ・シグマ所属。 仕事でも色々なことを考えるので、投資にあたって面白いと思った情報を継続的にご紹介します。皆様のご投資の参考になればと思い、Finepresa(フィネプレサ)を立ち上げました。 よろしくお願い致します。