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米国は、新型コロナウイルスワクチンの年内実用化に向けて、有望なワクチン候補を6株程度に絞った模様。
初期の治験で安全性が確認されたワクチン候補に対して、7月には1株につき2ー3万人の被験者を対象に大規模治験が開始される予定。被験者登録数が合計で10ー15万人に上る可能性も。
治験の期間は、非常に有効なワクチンであれば6カ月程度、またあまり有効でないワクチンは9—12カ月程度の可能性。
ワクチンの候補としては、バイオ医薬大手の米モデルナ(MRNA.O) とNIHが共同開発するワクチンのほか、英オックスフォード大と英アストラゼネカ(AZN.L) のワクチンも候補の可能性。 米ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ.N) 、仏サノフィ(SASY.PA) 、米メルク(MRK.N) のワクチン開発についても、先行候補から1ー2カ月出遅れているものの、初期治験を経た上で夏場にも大規模治験に加わる可能性も。
2021年1月までに米国内で新型コロナワクチンの接種を開始する可能性を、米国の国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のファウチ所長は2020年5月22日に表明。