気になるFANGの中での違い

7月 13, 2020 気になる
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ご存知の通り、「FANG」は、米国のIT企業大手の頭文字をつないだ造語で、フェイスブック(Facebook)、アマゾン・ドット・コム(Amazon.com)、ネットフリックス(Netflix)、グーグル(Google)の頭文字をつないだものです。

ただし、米MSCI社の世界産業分類基準では、フェイスブック、グーグルは情報技術セクターに属する一方、アマゾンとネットフリックスは一般消費財・サービス・セクターに属しています。

実際、大変興味深いのは、新型コロナウイルスの感染拡大とそれに伴うロックダウンを通じて3月にマーケットに非常に大きなストレスがかかった際、株価の下落の程度とその後の遷移はこの2つのグループ(フェイスブック、グーグル vs. アマゾン、ネットフリックス)でかなりはっきり異なっています。

以下のグラフをご参照ください。

この4銘柄は一緒に語られることが多いのですが、結構イメージは変わってきます。

Google(アルファベット)とFacebookに2月に投資していた投資家にすると最近、漸く株価が戻ってきてくれたように見えるわけです。一方、AmazonとNetflixへの投資家からすると、今の株価は相当イケイケです。

FANG銘柄で一緒に語られることが多いですか、その中でもサブグループがあること、興味深いです。

投稿者: CFA

米国証券アナリスト、日本証券アナリスト検定会員。また、経営学修士号(MBA)保持者ならびにベータ・ガンマ・シグマ所属。 仕事でも色々なことを考えるので、投資にあたって面白いと思った情報を継続的にご紹介します。皆様のご投資の参考になればと思い、Finepresa(フィネプレサ)を立ち上げました。 よろしくお願い致します。