バンク・オブ・アメリカのレポートによると、8月5日までの1週間で、現金や金、投資適格債に資金が流入したとのことです。一方で、株式ファンドからは74億ドルが流出している模様です。
背景として、米議会で追加景気対策が可決されないリスクがあるとの懸念が浮上しているとのことです。
大まかな内訳は、過去1カ月間、資金流入が続いていた欧州株ファンドからは10億ドルが流出し、米国株ファンドからも過去6週間で最大の65億ドルが流出しているとのこと。新型コロナウイルスの感染再拡大のリスクと、米議会で追加景気対策が可決されないリスクについて足元モニターを継続する必要があるようです。
米国大統領選がある年ですので、米議会で追加景気対策が可決されないリスクについてはどの程度可能性があるのか個人的には疑問です。
むしろ、追加景気対策が出てくる可能性が高いと考えています。
QQQについて一目均衡表を描いてみました。以下のグラフをご参照ください。
一般的に、一目均衡表では以下の3つの条件を満たした時を「三役好転」といい、強い「買いポイント」として捉えられます。
①転換線(赤色)が基準線(青色)の下から上へ抜けた状態で、
②雲の上でローソク足が推移している、
③遅行線(赤色の点線)が株価を抜く
現在のグラフを参照いただくと、①、②、③を満たしており、強い買いのポイントと読めます。
因みに、本日発表された非農業部門雇用者数(7月)ですが176万3000人で、失業率が10.2%でした。これはアナリスト予想の148万人と10.6%という数字と比べてよい結果でした。