7+
米国株や海外へ投資をする際、為替ヘッジをしない限り、株価変動リスクに加えて、為替変動リスクを負っていることになります。為替相場の変動にも気を付ける必要があります。
ドル円相場ですが、7月上旬以降円高基調が継続しています。
一方で、先週は週末にかけて、米雇用統計の結果(7月の非農業部門雇用者数は、前月比176万人増。一方、アナリスト予想は前月比148万人増。)を受けたドル買い圧力や、米中先鋭化リスクを背景としたリスク回避のドル買いが支援材料となり、結局105.88で先週を終えています。
引き続き、ファンダメンタルズで注目は、さらなる金融緩和の余地の大きさです。米国のほうが日本よりも余地があるので(金融緩和をすると当該通貨は一般的に減価します)、円高ドル安に向かいやすい地合いが続く可能性があります。
米国株に投資する日本の投資家にとっては足元の為替の状況は若干アゲインストな雰囲気がありますが、金融緩和でお金が株式市場に向かうことや株式市場の成長エンジンの違いを勘案すると、米国株投資には引き続き魅力があるように見えます。
テクニカル分析用にいくつのグラフを描いてみました。ご参考になれば幸いです。