8+
米国時間の2020年8月21日、IHS Markitが米国の8月の総合PMIならびに製造業PMI、サービス部門PMIを発表しました。
米国Markit総合PMI(購買担当者指数)は54.7まで上昇し、2019年2月以来最高の数字となりました。なお、7月は50.3でした。
米国Markit総合PMIの時系列データ
その内訳である、製造業PMIならびにサービス部門PMIもそれぞれ、53.6(エコノミスト予想: 51.9)と54.8(エコノミスト予想: 51.0)となり、エコノミスト予想を大きく上回ったうえ、2019年1月以来と2019年3月以来の最高値を更新しました。
製造業PMIの時系列データ(特にご注目!!)
サービス部門PMIの時系列データ
一般的に、製造業の購買担当者は、製品の需要動向や取引先の動向などを見極めて仕入れを行うため、製造業PMIは今後の景気動向を占う「先行指標」とされています。
米国では新型コロナウイルスの新規感染者数は引き続き高止まりしていますが、購買担当者の景況感は急回復をしています。
米国株投資の市場全体の方向感(β)は、購買担当者の観点から良好のように見えます。